低価格ミニノートパソコン Atomプロセッサの特徴

ミニノートに採用されているインテルAtomプロセッサの特徴について説明します。

Atomプロセッサとは、インテルが開発したモバイル向けの新しいCPUです。従来のパソコン向けのCPUと互換性を確保しつつ、消費電力を大幅に削減しています。

Atomプロセッサには、230/330/N270/Z500〜Z540の4つの種類が存在します。

・Atom 230：低価格デスクトップ(Nettop)向け
・Atom 330：低価格デスクトップ(Nettop)向け。230を2個搭載した構成になっており、高性能化が図れています。
・Atom N270：低価格ミニノート向け
・Atom Z500〜Z540：モバイル・インターネット・デバイス向け

1)大きさが小さい：
一般的なノート向けCPUは35mm×35mmの大きさですが、ミニノート向けN270の場合、22mm×22mmと一回り小さくなっており、小さな筐体に詰め込むことができます。

2)Celeronと同程度の処理能力：
インテルCore2 Duo並の処理能力には届きませんが、Celeronレベルの処理能力を発揮します。したがってインターネット閲覧やメール程度の負荷であれば快適に処理することが可能です。

3)消費電力が少ない：
インテルCelronと比べて、Atom N270の消費電力は半分から1/4程度になっています。消費電力の削減に伴い、バッテリ駆動時間が長くなるメリットがもたらされます。

4)低価格：
Celeron/Core2 Duoと比べて、大幅なコストダウンを実現しているため、販売価格を安くすることができます。